特殊詐欺事件の発生について(登米警察署・7月15日発表)
登米市内の60歳代男性が、架空料金請求(ウイルス除去サポート名目)で電子マネー利用権約100万円をだまし取られる特殊詐欺事件の被害にあった。
令和7年7月4日、この男性が自宅で使っているパソコンに、「ウイルスに感染した」などの警告表示が出て、パソコンが使えなくなった。
その警告表示には、サポート先として、電話番号の表示があり、男性が携帯電話からその電話番号に掛けると、サポート先の担当と名乗る女Bから「ウイルス除去の受付金として、電子マネーカードで支払ってください」などと説明があった。
男性はコンビニエンスストアで電子マネーカード4万円分を購入して、同カードの番号を女Bに伝えたが、女Bから「コードの入力間違いがある」などと言われたので、その都度電子マネーカードを購入し、カード番号を教えた。
その後、サポート先担当者が、女Bからエンジニアを名乗る男Cや男Dに代わり、過払い分の返金手数料も払わなければならないなどと言われたので、男性はその都度電子マネーカードを購入し、コード番号を教えた。
男性は同月4日から同月8日までの間、コンビニエンスストアで16回にわたり合計約100万円分の電子マネーカードを購入し、女Bらにその番号を伝えたが、電子マネーカードを頻繁に購入する男性を不審に思ったコンビニエンスストアの従業員が警察に通報し、警察官が男性に話を聞いたところ、詐欺の被害に気付いたもの。